背景

三重県四日市市の特産品である「大矢知手延麺(ひやむぎ・素麺)」は、地元では親しまれていますが、関東圏では認知度が低いのが課題でした。そこで、東京の新宿エリアでプロモーションを実施し、大矢知手延麺の美味しさを広く発信し、四日市市への関心を高めることを目的としました。

施策・アイデア

  • コラボレーション企画s
    新宿の日本酒と割烹の名店「SAKE and」とタイアップし、大矢知手延麺を使用したアレンジ料理3種を提供しました。店長は海外の日本大使館で料理を手掛けた経験を持つ実力派で、麺の味を引き立てる出汁を活用したメニューを開発。さらに、宮﨑本店の日本酒「宮の雪」とのペアリング提案も行いました。
  • メディア活用
    自社メディアの新宿エリアのタウン誌「JG」に特集ページを掲載(発行部数3万5,000部・設置店約850店)。店舗内POPと合わせて情報発信を強化しました。
  • 広域展開
    同時期に「伊勢志摩マルシェ」でも大矢知手延麺を販売し、首都圏での認知拡大を図りました。

成果

  • 販売実績
    期間中、計46食を販売。特に「真鯛の出汁のひやむぎ」が人気で30食を占めました。
  • 認知拡大
    関東では「ひやむぎ」を知らない方が多い中、初めて食べたお客様から「美味しい」と高い評価を得ました。季節限定メニュー「ねばとろだしがけ素麺」の早期完売を受けて、再訪するお客様もいました。
  • 継続的な取扱い決定
    「SAKE and」では、9月以降も渡辺手延製麺所の素麺を継続的に取り扱うことが決まりました。

本プロモーションは、地域の特産品を都市部で効果的に発信し、認知拡大と新たな販路開拓につながった成功事例となりました。